① 汎適応症候群
ストレッサーにさらされた後の生体の抵抗力は、「警告期」「抵抗期」「疲憊期」
の3つの段階で変化し、汎適応症候群という概念を提唱しました。
「警告期」(第一段階)
生体がストレッサーに直面した時に示す一段階目の反応で、
ショック相と反ショック相とに分けられます。
「抵抗期」(第二段階)
さらにストレッサーにさらされていると抵抗期に
移行していきます。抵抗期ではストレッサーに対する抵抗力が高まっており、バランスを保っている状態で、一応安定した状態となります。
「疲憊期」(第三段階)
警告期、抵抗期を経てもなおストレッサーにさらされていると、
疲憊期へと移行します。
この段階では抵抗期で保たれていた抵抗力も低下し、心身にさま
ざまな症状を生じ、場合によっては死にいたることもあります。