ストレスの発生機#1
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ストレスの発生機序その1

葉ストレス状態になると、脳内のノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなどの 神経伝達物質のバランスが変化し、それによって怒り、悲しみ、不安などのさまざまな 感情が引き起こされます。また、内分泌系、免疫系、自律神経系にも変化をもたらします。

ストレス状態により緊張が高まると、脳内の視床下部が活性化され、脳下垂体や副腎を 刺激するホルモンが産生されます。これらは最終的にコルチゾール、アドレナリン、 ノルアドレナリンなどの物質になります。アドレナリン、ノルアドレナリンは興奮した とき、つまり交感神経の活性化によって分泌される物質で、血圧の上昇、心拍数の増加、 結党の増加、胃腸粘膜の血流抑制などをもたらします。従って、この状態が長引くと、 高血圧、狭心症、糖尿病、胃潰瘍、不整脈、脳卒中などを引き起こす危険性が高まります。

葉視床下部は女性ホルモンの産生もコントロールしているため、女性の場合は月経不順、 無月経などが起こることもあります。

コルチゾールやアドレナリンは免疫力を維持する胸腺やリンパ系の働きを抑えます。 その結果、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなる、感染症にかかりやすくなる、 病気の悪化、などをもたらします。

自律神経は交感神経と副交感神経系からなっています。 交感神経系は興奮した時に働き、副交感神経系はリラックス状態に関与しています。 ストレス状態を感じ緊張が高まると交感神経系が優位に働き、その結果、アドレナリンや ルノアドレナリンといった物質が産生されます。